[Users] バックアップとリストア(リカバリ)について。

KOMEDA Shinji komeda @ situs.co.jp
2014年 12月 18日 (木) 23:55:39 JST


米田です。

Linux のご経験が長いということですが、dump / restore を使用したバックアップ・
リカバリのご経験があれば、ZFS でも基本的な概念は変わりません。

ZFS でのバックアップ・リカバリについては、Oracle Solaris ZFS 管理ガイド の、

  ZFS ルートプールまたはルートプールのスナップショットを回復する
    http://docs.oracle.com/cd/E19253-01/819-6260/6n89n6cha/index.html

を参照されれば一通りの説明が出ています。

dump でバックアップを取得する部分が、zfs snapshot の作成と zfs send によるバッ
クアップデータの作成になります。

リカバリは、restore の場合であれば、
1, fdisk / gpt パーティションを作成
2. ファイルシステムを作成
3. restore でファイルを書き戻し
4. ブートコードを書き込む
というステップになるところが、ZFS の場合は、
1. プールの作成
2. zfs receive でデータセットを書き戻し
3. ブートコードを書き込む
という流れになります。

Solaris の場合、光学ドライブから起動したときは、利用可能なコマンドがかなり限
られるため、ローカルに接続されたディスク上にバックアップデータがあれば扱いや
すいのですが、そうでなければ rsh か NFS を使用してにアクセスすることになるか
と思います。

また、メディアリカバリでなくてもよければ、ルートプールに余裕があれば、現在の
ブート環境のスナップショットや複製を保持することもできます。こちらは

  Oracle Solaris 11 ブート環境の作成と管理
?     https://docs.oracle.com/cd/E26924_01/html/E25778/index.html

を参照されるのがよいでしょう。

-- 
KOMEDA Shinji <komeda @ situs.co.jp>




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