[Users] 【急ぎ】バックアップファイルの、分割バックアップについて。

宮崎悟 s.miyaza @ gmail.com
2014年 12月 27日 (土) 16:39:19 JST


みやざきです。

>> ・リストアをどのデバイスに行おうとしていますか?
>
>システムデバイス。つまり先ほどの、/dataフォルダのあるパーティションです。

とすると、rpool をimportした後、rpoolを削除して作り直す必要があります。


LiveUSBで起動後、既存HDD上のZFS領域(rpool)をマウントする際は、
一度rpoolをimportする必要があります。-R で代替マウント領域を指定するといいでしょう。

# zpool import -R /tmp rpool

以下のサイトの、代替ルートプールを使用する方法を参考にしてください。
https://docs.oracle.com/cd/E19253-01/819-6260/6n89n6cl9/index.html

その後、rpool を削除、rpoolの再作成、rpoolのリストアを行います。
もちろん、リストア先は壊れます。
zfs send/recieve を使用したりストアは、 ufsdump/ufsrestore や dump/restore の
ファイルシステム単位でのリストアに相当します。


もし、rpoolの別の場所にデータだけを復元させたいならば、リストア先を指定するだけです。
/data/ファイル に保存したzfsバックアップを、 rpool/newdata 以下に復元しようとすると、
こんな感じになります。

# zfs create rpool/newdata
# zfs receive -d rpool/newdata < /data/ファイル



> PCは1台しかありません。バックアップファイルは、exFatか、ZFSでフォーマットした、外づけのHDDにでも保存しようかと考えています。ローカルのHDDではまずいですか?

方法はいろいろあります。
外付けHDDを使用するなら、UFSフォーマットも選択肢の一つです。
Solaris11では、ブート領域がZFSになっただけで、ブート領域以外をUFSフォーマットして使用することは可能です。
CD-RやDVD-Rを使用することも検討しましょう。

FAT32の4GBi制限が問題なら、バックアップファイルをgzipなどで圧縮することも検討してはどうでしょうか?
通常のファイルが多いので、結構圧縮できると思います。


ZFSの理解ですが、Linuxを使用したことがあるということなので、
Linux のLVMとSolarisのZFSの概念を比較してみました。
こんな感じになると思います。

Solaris   Linux
HDD     HDD
Partition Partition          fdisk で設定する 基本パーティションや拡張パーティションなど
Slice      なし                Solarisのみの概念です。
zpool     PV+VG     物理ディスクから論理ボリュームへの割り当て
zfs        LV+mount   ファイルシステムの作成とマウント

大雑把な説明をすると、LVMのPV+VG相当をZpoolが担当します。
LV相当をZFSが担当し、LVのmountにあたる機能もzfsが行います。
ZFSの領域は、zpoolで領域を登録させないと(zpool create や zpool import)、
ファイルシステムとして使用できません。

> あと、Zpoolは、外付けのHDDに作るものでしょうか?

ここでいうzpool は、リストア先の話ですか?
これはリストアをどこに行うかによって変わる話です。
内蔵ディスクが複数あるなら、そこにリストアするのが一番楽です。

これで、 少しは助けになっているでしょうか。



--
みやざきさとる(Satoru MIYAZAKI)
s.miyaza @ gmail.com
http://twitter.com/s_miyaza


2014年12月27日 15:44 Inoue Takuma <takumaro @ outlook.com>:
> たびたびすいません。井上です。
>
>
>> >原因
>> >1.LiveUSBから起動後、バックアップのあるZFSパーティションをマウントできない。さらに、バックアップファイルもマウントできないこと。
>>
>> この質問は、以前のこの話ですか?
>
> はい。その通りです。
>
>
>
>
>> > 質問1
>> > マニュアルの、「ZFSルートプールを再作成しルートプールのスナップショットを復元する方法」の2.を読み替えて、
>> >
>> > #mount /dev/dsk/c2t0d0p1/data /mnt/pkg
>> >
>> >としたのですが、マウントできませんでした。何が間違ったのかわかりませんでした。
>>
>> 上記で言っているマニュアルでは、NFSマウント先をマウントする方法です。
>> /dev/dsk/c2t0d0p1 はデバイスファイルです。Linuxでいうところの/dev/hdaなどと同様です。
>> ここに、別名でzpoolを作成しているなら、zpool import を行う必要があります。
>>
>> # zpool import -R /mnt/pkg プール名
>
>   /dev/dsk/c2t0d0p1 は、システムデバイスのあるルートデバイスです。
>
>
>
>
>
>> さて、話を戻します。以下の点を再度確認させてください。
>> #メールが1スレッドになっていないので、ちゃんと追いかけるのが大変だったので。
>> ・OSはSolaris11.2 ですか?バージョンによってコマンドが微妙に違うことがあります。
>
> Solaris11.2です。
>
>
>
>
>> ・バックアップしたマシンと、リストアするマシンは同じマシンですか?別のマシンですか?
>
> 同じ、マシンです。
>
>
>
>
>> ・fdisk でどのようにパーティションを切っていますか?fdisk で確認できます。
>
>  root @ takumaro-pc:~# format
> Searching for disks...done
> c3t0d0: configured with capacity of 931.47GB
>
> AVAILABLE DISK SELECTIONS:
>        0. c2t0d0 <TOSHIBA-MQ01ABF050H-8104 cyl 35692 alt 2 hd 255 sec 63>
>           /pci @ 0,0/pci104d,90ac @ 14/storage @ 5/disk @ 0,0
>        1. c3t0d0 <ATA-ST1000LM014-1EJ1-SM11 cyl 59614 alt 2 hd 256 sec 128>
>           /pci @ 0,0/pci104d,90ac @ 1f,2/disk @ 0,0
> Specify disk (enter its number): 0
> selecting c2t0d0
>              Total disk size is 60801 cylinders
>              Cylinder size is 16065 (512 byte) blocks
>                                                Cylinders
>       Partition   Status    Type          Start   End   Length    %
>       =========   ======    ============  =====   ===   ======   ===
>           1       Active    Solaris2          1  35694    35694     59
>           2                 IFS: NTFS      35695  49717    14023     23
>           3                 IFS: NTFS      49718  55199    5482      9
>           4                 IFS: NTFS      55200  60800    5601      9
> SELECT ONE OF THE FOLLOWING:
>    1. Create a partition
>    2. Specify the active partition
>    3. Delete a partition
>    4. Change between Solaris and Solaris2 Partition IDs
>    5. Edit/View extended partitions
>    6. Exit (update disk configuration and exit)
>    7. Cancel (exit without updating disk configuration)
> Enter Selection: 6
>
> format> quit
>
> パーティション2~4は今は、NTFSですが、FAT32にフォーマットするつもりです。
>
>
>
>
>> ・バックアップ元のrpoolは、どのデバイスに作成されていますか?zpool status で確認できます。
>
> root @ takumaro-pc:~# zpool status
>   pool: rpool
>  state: ONLINE
>   scan: none requested
> config:
>  NAME        STATE     READ WRITE CKSUM
>  rpool       ONLINE       0     0     0
>    c2t0d0s0  ONLINE       0     0     0
> errors: No known data errors
> root @ takumaro-pc:~#
>
>
>
>
>> ・バックアップしたファイルはどこに置きましたか?
>
> システムデバイスの
> /data
> フォルダです。
>
>
>
>
>> ・リストアをどのデバイスに行おうとしていますか?
>
> システムデバイス。つまり先ほどの、/dataフォルダのあるパーティションです。
>
>
>
>> リストアは以下のような流れです。
>> (1) LiveUSB/CDなどでブート
>> (2) バックアップファイルをコピー
>> 上記で出てきた手順2では、NFSマウント使用としています。
>
> ここで、ローカルHDDに、バックアップファイルがある場合のマウント方法がわからないのです。ここがわからないので、具体的にどういうコマンドにすればよいのかを知りたいです。
>
>
>
>
>> (3) rpoolを再作成する(代替rootパスを使用)
>> (4) バックアップファイルから、rpoolへsnapshotを復元(zfs recieve)
>> (5) 起動可能なように、rpool の設定や起動ブロックのインストールを行う
>>
>> バックアップまではうまくいっていると思います。
>> 可能であればバックアップファイルはNFSやscpを使用して、別のマシンに置いたほうがいいと思います。
>> LiveUSBではネットワーク接続できるので、別のマシンからコピーするのが楽です。
> PCは1台しかありません。バックアップファイルは、exFatか、ZFSでフォーマットした、外づけのHDDにでも保存しようかと考えています。ローカルのHDDではまずいですか?
>
>
>
> あと、Zpoolは、外付けのHDDに作るものでしょうか?
>
> 私のレベルについてですが、Linuxは自信があったのですが、Solarisはほぼ初心者に近いと思いました。
>
> よろしくお願いいたします。
>
> 井上
>


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